[ お役立ちコラム ]
住宅の建て替えができない!?
世の中、一言で住宅と言ってもいろいろな家があります。とくに建築基準法の適用が甘かった時代に建築された住宅は驚くようなものが少なからずあります。
地震や台風に強い家は住宅業界では今や当たり前の顧客ニーズとなっていますが、昭和40年代の頃などに建築された住宅はそれほどの強い顧客ニーズがないまま住むということを最優先した家づくりだったように思います。
現在の建築基準法で前面道路が2メートル以上接道していなければ、住宅の建築ができないということはよく知られていますが、それ以外の事情でも建て替えができない様々な理由があります。
まれに接道がなく、隣地を通ってしか家に入れないところなどもありますが、当然に次の建て替えは許可が下りず、隣地を封鎖されてしまうとヘリコプターやドローンでしか家に入る手段がありません。
例えば連棟式の住宅(いわゆる2戸1や3戸1)などは技術上建て替えができないわけではないのですが、残された住宅の補強や保証の問題でもめるケース、傾斜地に建っていれば、土留めの問題など様々な周りの環境によって建て替えを断念せざるを得ないケースなどがあります。
また間口が狭い狭小地などは3階建てを建てたいところですが、間口が狭すぎて自然災害等に耐えられない構造上の問題などもあります。
とくに中古住宅を購入の際は次の建て替えが可能かどうかもしっかりと調査した上で購入されることをお勧めします。
また今後このような問題は随時掲載していきたいと考えております。
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