[ お役立ちコラム ]
自然災害に強い家づくりを考える(後半)
前半で土地選びの重要性をお伝えしましたが、後半は建物について考えてみましょう。
阪神大震災以降、建築基準もかなり厳しくなり、どこの建築会社も当然ながらその基準をクリアする建物を建てることを求められ、あらゆる災害に対して備えることは周知のこととなりました。
特に地震に対しては大手ハウスメーカーであれば、様々な免震、制震装置などの開発とその採用、中小工務店などでも同じような装置を導入するのが珍しくなくなってきています。
地震の強さは建物の重さに正比例すると言われています。木造、鉄骨、鉄筋コンクリートの建物の中で一番大きく地震の力が加わるのは当然ながら一番重たい鉄筋コンクリートの建物で、木造は比較的大きな力を受けにくいと言われています。
屋根だけでもわかるように昔ながらの重たい瓦葺きは地震被害が大きいですが、カラーベストなどの軽量素材はそれほどの被害はないことが多いということです。
だから木造が一番地震に強いということではなく、選択におけるひとつの考え方の要素とお考えください。
昨今、大きな自然災害は地震たけではなく、台風や長引く大雨による被害も甚大となってきています。
洪水に流されにくい強い家というものは聞いたことがないですが、あの東北の津波にも耐えた某大手ハウスメーカーの家もあったそうです。
限られた予算の中でこのような自然災害のことも想定して家を建てることはなかなか容易なことではないですが、一番大切な命がかかっていると思えば、予算を削りにくいのも現実です。
皆様の家づくりにご参考まで。
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