私たちファイナンシャルプランナーは業務としてお客様にライフプランを作成することが日常的にあります。
その中で家計簿診断も行っていくのですが、ひとつ年間準備額という考え方があります。
別名「家計の体力」とも呼んでいるのですが、これは年間にかかるライフイベント費の内、毎年の収入から賄っている金額と年間でできている貯蓄額を合わせたものです。
ここで貯蓄というものは調整弁的な役割を果たしています。
つまりライフイベントの多い年は貯蓄があまりできず、逆に少ない年はたくさん貯蓄ができるという考え方です。
よって現在まったく貯蓄ができていない場合、今後ライフイベントが増えるとそこに当てる原資がないので、収入を増やすしかないということも言えます。
そこでグレーゾーン（使途不明金）というどこの家庭にも必ず存在する資金を意識して、これを活かす方法があります。
ここで言う家計の体力とは何も貯蓄ばかり増やすということではなく、今後のライフイベントも含めて年間準備額にしっかりと資金を回していくことが基本的な考え方です。
是非一度家計を見直して、今後のライフイベントに備えていきましょう！