先日、家づくりコンペギャラリーにて、収益マンションの成約事例が生まれました。
老朽化したマンションの建替えでしたが、どのような工法で建てるか、ファミリー世帯対象か単世帯対象かというところから4社に案を出してもらうよう依頼をしました。
その中で1社は断念し、3社でコンペを行うことになったのですが、3社3様で、工法も違うこともありましたが、収益に対する考え方がそもそも違うといったところでした。
収益マンションの場合、まずは収益として、計画が成り立つかどうかということを優先する必要があるかと思います。
その場合やはりコストパフォーマンスがどうかということですが、その内の1社は構造と耐久性を重視することから価格的に突出して高かったのです。
もう1社は価格的に安いわけでもなく、構造やデザイン性が優れているわけでもなくて収益シミュレーションの提案すらなかったのです。
残りの1社は提案のスピード感も早く、コストパフォーマンスも優れていて、デザイン性、耐久性などもお客様が求めておられたレベルを超えていたため最終的に選ばれました。

これらはコンペをした結果明らかになったことであり、コンペをせずに比較できなかったら選ぶ基準もなかったわけで、お客様も納得のいく比較ができたからこそ安心して決めることができたと言われてました。
これから収益物件をお考えのオーナー様もたまたまの知り合いの工務店さんに建築依頼することも否定はしませんが、是非最低3社はコンペされ、建物そのものだけでなく、会社の考え方や収益性の見通しなどのこともしっかりとアドバイスいただける建築会社を選択されますようお勧めします。